Skip to content
ウイスキーって何年まで熟成できるの?長期熟成ウイスキーが高価な理由を解説

ウイスキーって何年まで熟成できるの?長期熟成ウイスキーが高価な理由を解説

ウイスキーの熟成年数について、疑問を持つ方は多いことでしょう。

ウイスキーはどれくらいの年月まで熟成できるのか、そして長期熟成ウイスキーがなぜ高価で、その背景にはどのような理由が隠されているのか……。とても気になりますよね。

この記事では、ウイスキーの熟成プロセスの秘密と、長年にわたって熟成されたウイスキーが高い価値を持つ理由について、詳しく解説します。

深遠なるウイスキーの世界を、一緒に覗いていきましょう。

 

 

【目次】

1.ウイスキーが熟成する仕組み

2.最良の熟成時期を指す「マチュレーションピーク」

3.超長期熟成ウイスキー、その味わいは

4.貴重な超長期熟成ウイスキーは高価

5.酒ハックで自分だけの熟成ウイスキーを作ろう

 

 

1.ウイスキーが熟成する仕組み

ウイスキーは、原酒を木製の樽に貯蔵することで熟成されます。

時間が経過するにつれ、樽の木の成分が少しずつ原酒に溶け出して、ウイスキー独特の琥珀色、深い味わい、そして豊かな香りを生み出すのです。

 

熟成される前のウイスキーは「ニューポット」と呼ばれ、無色透明で味わいも荒々しいものですが、13世紀のスコットランドではこの状態で飲まれていました。

熟成の重要性が知られるようになったのは、18世紀にスコットランドがイングランドに併合された後のことです。

高い税金を逃れるために山奥に隠された樽から、時間が経過したウイスキーが美味しく変化していることが偶然発見され、これが樽熟成の始まりとなりました。

現在では、ウイスキーを製造する上で樽熟成は必要不可欠な工程となっています。

 

 

2.最良の熟成時期を指す「マチュレーションピーク」

ウイスキーの熟成にはピークがあり、樽から取り出す最良のタイミングがあります。

ピーク時に取り出された原酒は円熟期を迎え、本来持っている個性や特長が最もよく表れており、まろやかでバランスの良い味わいを楽しめるのです。

その時期は「マチュレーションピーク」と呼ばれ、原酒をはじめ、樽の種類や貯蔵環境によって異なります。

 

そして、熟成がこのピークを過ぎると、原酒の個性が弱まって樽の香りが強くなり、渋味や苦味も増してしまうなど味のバランスが崩れてしまうことも。

ウイスキーのボトルには「8年熟成」や「12年熟成」などの表記がありますが、熟成した期間が長いからと行って必ずしも良質なものとは限りません。

重要なのは、そのウイスキーがどんな環境でどれだけの期間を経て原酒自身のピークを迎えているか、ということなのです。

 

ただし、マチュレーションピークを超えた原酒は劣化して駄目になったというわけではなく、ブレンデッドウイスキーの風味づけで活かされるなど、一定の役割があります。

 

 

3.超長期熟成ウイスキー、その味わいは

ウイスキーは一般的に、10〜20年でマチュレーションピークを迎えると言われています。

しかし、中には20年を超えて熟成を続け、30年以上の長期にわたってその味わいを深めていく特別なウイスキーも存在するのです。

熟成期間が30年を超えた長期熟成ウイスキーは「ブルーチップ」と称され、希少価値がある贅沢品として知られています。

 

例えば「バランタイン 30年」はスコッチウイスキーの中でも特に有名で、長い熟成期間によってアルコールの刺激がまろやかになり、バニラや樽の香りが複雑に絡み合う豊かな味わいです。

はちみつのような甘さと滑らかな舌触りも特徴的で、飲んだ後も長い余韻が楽しめます。

また、サントリーが誇る「響 30年」も、マンゴーやイチゴといったフルーティな香りと杏の甘さが口の中に広がり、30年の熟成を経てアルコールの角が取れ、非常に飲みやすくなっているジャパニーズウイスキーです。

 

このように超長期熟成ウイスキーは、その重厚で豊かな味わい、深みのある香り、そして滑らかな舌触りによって、多くの愛好家を魅了しています。

 

 

4.貴重な超長期熟成ウイスキーは高価

重厚な香りと味わいを楽しめる超長期熟成ウイスキーは、希少で流通量が少ないことから、多くのボトルはプレミアム価格で取引されています。

その希少性は、熟成過程でアルコールが少しずつ蒸発し、実際の量が減少することに起因します。

特に、長い年月を経たウイスキーほど蒸発量は多くなるため、大きな影響を受けるのです。

実際に、入手困難な超長期熟成ウイスキーは高値で取引されています。

例えば、2020年に販売された「山崎 55年」は当時1本300万円でしたが、その後わずか2年ほどで取引価格が8,000万円以上にまで跳ね上がりました。

また、2023年には60年熟成の「ザ・マッカラン1926」がオークションに出品され、約4億円で落札されるなど、超長期熟成ウイスキーの価値は年々上昇しているのです。

とても貴重な存在である超長期熟成ウイスキーは、単なる味わいの追求を超え、投機の対象としても注目されています。

 

 

5.酒ハックで自分だけの熟成ウイスキーを作ろう

お気に入りのウイスキーを自宅で手軽に熟成させて、風味豊かな一杯を楽しむ方法があります。

それが、オリジナルの酒熟成キット「#酒ハック」です。

 

酒ハックは、いつものウイスキーを特別な一杯に変えられるキット。

クラウドファンディングではわずか2分で目標額に到達するなど、非常に大きな反響を得ました。

国産の木材を使用した銘木と専用ボトルを組み合わせることで、誰でも簡単に自宅で熟成酒を作れます。

お酒はウイスキーだけではなく、焼酎や泡盛なども熟成可能です。

 

酒ハックには、7種類の銘木が用意されています。

それぞれの熟成期間は、スギやヒノキが6〜12時間、クリやサクラ、カバが12〜24時間、そしてミズナラやカエデは約24時間が目安です。

また、いずれの銘木も3ヶ月から半年かけて中期熟成することで、ロックやハイボールでも美味しく楽しめます。

初めての方におすすめの「基本セット」では、これら7種類の銘木を全て試すことが可能です。

 

お酒の新たな楽しみ方を見つけられる、画期的な熟成キット「#酒ハック」。

ぜひ酒ハックでウイスキーの風味を深め、あなただけの特別な一杯を作り出してくださいね!

 

Older Post
Newer Post

買い物カゴ

カートが空っぽです

すぐに買う